まるたやの手作り洋菓子物語

彩り鮮やかなプリン・ア・ラ・モードはさておき、まるたやのケーキは地味なものが多いのですが、なぜだかご存知でしょうか。
ケーキ職人はフルーツをふんだんに使ったケーキをあまり好まないのです。フルーツを使えば、キレイだし、彩りもかわいいし、どうして？と思ったのですが、理由を聞いて納得しました。

フルーツに頼ったケーキは、フルーツがおいしければ「おいしいケーキ」になれる。フルーツをふんだんに使ったケーキがおいしいのは、とってもいいフルーツを使っているから、というのが大きな要素です。ケーキ職人は、材料を厳選し、生地作りに気を使ってケーキを作っています。フルーツはアクセントではあるけれど、ケーキの評価のほとんどを「フルーツの味」が占めてしまっては、職人として納得がいかないということですね。



とはいえ、フルーツが使われたケーキは見た目に楽しく、カラフルでショウケースの中でも人気があるのは間違いのないこと。
そのあたりの折り合いをどのようにつけていくか、はそれぞれのケーキ屋さんの主義主張によるところでしょう。
さて、今日もまるたやの「プリン・ア・ラ・モード」できましたよー。